◎ 千葉県いすみ市ー松丸オリーブ園
☆ 2019年4月16日:オリーブ植樹式
温暖な気候で知られる房総半島にある千葉県いすみ市は、市の観光大使八波さんの「次世代の農業を考えよう」との提案を受け、オリーブ栽培と最先端の自動潅水液肥システム(アグリスマートAI)の実証プロジェクトをスタート。4月16日、約3千㎡の実験圃場で、市長を始めイスラエル大使館経済公使など50人を超える関係者が集い植樹式が行われました。
オリーブの多様な商品化を検討できるように果実の大きさや特性が異なる8品種、108本のオリーブを植栽。約60%の木はアグリスマートAIで水と液肥を人手を介さず自動的に与え、残りの40%の木は、従来の人が水と固形の肥料を与える方法で、省力化の度合いも評価する計画です。
☆ 2020年6月27日:2年目のオリーブ
2019年9月に関東を襲った台風で倒れたオリーブを急いで埋めす、ハマキムシなどの害虫や土壌障害にも遭遇して一時期生育が危ぶまれましたが、2年目に入りました。
灌水の自動化は、アグリスマートのファーマーズモード(FMT)を利用し、樹木の生長度合いをみながら、液肥と潅水を同時に行うファーティゲーションで進めています。
気象観測センサーとオリーブ栽培 点滴潅水で液肥と潅水を同時に行う。