データを集めることはデータ活用の第一歩ですが、作物自身や農業の現場からデータを集めることは容易でありません。
人が行う営農の作業、トラクターなどの機具を使って畑を整備する、灌水を行う、肥料を施す、除草や防除の消毒をすることなども営農のデータとして重要ですが、これらを集めることは面倒なことです。
作物の成長度合い、収穫量、大きさや糖度などの品質は重要なデータですが、これらも意識して集める必要があります。
Agri Smart では、2次元QRコードを用いて、営農記録をデータとしてできるだけ容易に集めることができます。
QRコードの番号は、下記の分類体系に合わせて、それぞれの利用者が決めて、システムに登録して使用します。すなわち、利用者固有のQRを機具や肥料・農薬などの資材に貼り付けて、それをスマホなどのQRコードリーダーで読み取ると営農記録に自動的に記録できるということです。
1000-1999:農機具、工具:耕運機、ユンボ、稲刈り機
2000-2999: 機器、装置:潅水装置
3000-3999: 農業用資材・燃料:マルチ、シート、重油
4000-4999: 肥料:
5000-5999: 農薬・防除資材
6000-6999: 栽培作物:作物名、品種
A000-Z000: 圃場内区画、個体識別:畝、棚、樹木ごと
殺虫剤スミチオン水和剤が登録されている農賢農園では、散布の時資材あるいは噴霧器につけたQRを読み取ります。そうすると自動的に営農記録の登録画面につながり、それを保存することで防除作業の記録ができます。